山口・広島紀行3


8月9日(土)つづき
徳山でこだまに乗り換え、広島へ。荷物をロッカーに預けて、宮島に向かいました。 宮島口で降りて、遅い昼食を食べに行きました。憧れの「うえの」の 「あなごめし」です。 ずっと食べてみたかったんですよね。店の前には噂どおり長蛇の列が。40〜50分待ちということ。 しかし、時間が無い人はお弁当として買えるので、今回はお弁当にしました。
おなかも減ってたので、宮島に向かう船乗り場のベンチで早速いただくことにしました。 レトロな包み紙とフタを取ると、ご飯の上にアナゴがびっしり並んでいます。 アナゴも香ばしくてもちろんおいしかったのですが、タレのかかったもち米のご飯が モチモチしていて最高においしかったです!1400円とお弁当としてはちょっと高いですが、 あなごめしの相場はこのくらいの金額なので、もう大満足。
昼食を終え、宮島へ。数年前、友人と三人で訪れて以来の宮島です。船からは宮島の深い緑を 背景に厳島神社の朱い大鳥居が見えます。
宮島に着くと、厳島の合戦の舞台の一つ、宮尾城跡に 向かいました。と言っても、着いたはいいが、要害山っていう看板はあるんだけど、 宮尾城跡という案内板とか無くて、取りあえず、ここかなあって感じでした。宮尾城って こんな狭いトコにあったんだ。こんなトコを2万の軍で攻めて、逆に挟み撃ちにされたら、 ひとたまりもないわな。
宮尾城跡から厳島神社に向かう途中の商店街の一角に巨大な しゃもじが!しゃもじは宮島の名産品で、お土産によくもらうものですよね。ちなみに うちには3本もある。敵などを「めしとる」という縁起物です。しかし、こんなデカイしゃもじじゃ 敵をめしとるどころかなんかの拍子に自分が潰されること間違いなし(笑)。
商店街が終わり、厳島神社の大鳥居が見えてきたところでガク然。なんか、えらく下の方まで 見えてないか?もしやと思ったら、やっぱり干潮の 最中でした。
これじゃ海に浮かぶ神社じゃないよ、田んぼに建ってる神社だよ。一度は見てもいいと思います。大鳥居まで歩いて行けるし。でも、 前に見ていて、水がないとちょっと拍子抜けと思っていた私にとっては、ちょっと、いや、 だいぶショック。せっかくはるばるやってきたのに(泣)。
取りあえず、気を取り直して、大鳥居まで歩くことに しました。大鳥居は相変わらず立派でした。この間テレビで見たんですが、100年に一度 建て直すハズなのに、柱になるクスノキが国内になくて、外国産にするのもなんだし、というコトで、 建て直せないらしいです。悲しい話ですね。しかし、よく海の中に建っていられるよなぁ。
水の引いたトコから大鳥居と社殿をじっくり堪能した後、だけど、水のあるときにどうしても 見たいと思い、満潮の時間を知りたくて周囲を見回しました。もし、今日の夕方が満潮に なるようだったらこのまま粘って、もし、今日ダメで、明日の朝が干潮じゃなかったら、 明日行く予定のトコに今日行って、明日リベンジと思ったのです。
しかし、前来た時はどっかに書いてあったのに、見つからない。仕方がないので、観光案内所の ある桟橋まで戻ることにしました。観光案内所で明日の朝の干潮時刻と今日の満潮時刻を聞いた のですが、どうも話がかみ合わないなぁと思いつつ、今日の夕方の6時に満潮だと教わりました。 神社は6時まで参拝できるので、それまで待つことにしました。ホントは弟と約束していた 土産を買いに広島カープのショップに行く予定だったんですが、しかも明日は休みだし、でも、 厳島神社の方が重要だと思って、弟に泣いてもらうことにしました。どっかできっと売ってるから、 許せ、弟よ。って言うか、そんなにカープファンならいつかは自分で買いに行くよね。
6時にはまだまだ。暇だわ。どこに行こうか迷いました。弥山には前登って、結構 大変だったしなぁ。なので、大元浦まで行ってみることにしました。
途中で五重塔と千畳閣(ともに重文)の建っているトコまで 登り、五重塔を間近に見ました。個人的に好きになれない人物が建てた千畳閣には 入らなかったデス(笑)。
そして、厳島神社の脇を通ると、先刻と比べて、水が戻ってきていました。早く満潮に ならないかなと思いながら、厳島神社の参拝入り口の前を通ると、本日の干満の時刻が 書いてあるではないですか。そうか、ここで見たのかと納得して、よく見てみると、今日の 満潮時刻は夜8時。あれ、6時じゃないの?ってことは海に浮かんでるような厳島神社は見られない ってこと?観光案内所での聞き方が悪かったのか、でも、確かに6時って言ったよね。 しかも、明日の朝の満潮は7時半過ぎで、6時半から参拝できるから、明日の朝にすれば よかったじゃん!と思っても、後の祭りなワケで相当ヘコみました。話がかみ合わないなぁと 思った時点でもう一度確認すればよかったんだよね。
でも、仕方がないので、取りあえず6時まで粘ることにしました。 厳島神社の裏を抜けて弁天さまが奉られている大願寺にお参りして、水族館方面に ひたすら歩いて、水族館を通り越し、大元神社まで 行きました。大元神社(重文)は小さくて寂れた感じでしたが、屋根の葺き方が 特徴的ってことでした。でも、結構わかりにくいかも。ああ、なんか違うかなってくらいでした。
そして、道路を挟んだトコに厳島合戦跡の看板が。大元浦は 厳島の合戦の際、陶晴賢軍が上陸した場所です。そして、宮尾城を攻めていて、逆に挟み撃ち に遭い、壊滅状態に陥った陶軍は大元浦まで逃れましたが、毛利側についた村上水軍などの手に よって、乗ってきた船が流されたりしていたので、島から逃れることができずに、晴賢は島内で 自刃しました。やっとの思いで逃れてきたが、頼みの船がないと知った晴賢の胸中は如何なるもの だったのでしょうか。
大元浦から厳島神社に戻る途中に清盛神社があり、そのあたりから大鳥居のあたりを見ると、 だいぶ、潮が満ちてきていました。波と同じで寄せては返すを繰り返しながら 満ちてくるのですが、たまにすごい勢いで水が寄せてきて、その時はザザッ、ザザッと 一際大きな波音がするんです。山に行く機会は多いのですが、海にはめったに行かないし、潮の 満ち干きなんて満潮のときはここまで水がくるんだくらいしか意識したことがない私には とても新鮮な驚きでした。前回ここを訪れたときは最初は境内にも海水がある状態で、弥山に登って 降りてくると、干潮になってたので、その間の過程は見てないのですが、今回は潮が満ちてくる 様子を見ることができて、そういう意味ではよかったです。
厳島神社の参拝入り口まで戻ってくると、もう5時半近くだったので、参拝することにしました。 水はまだ社殿の足に届くかどうかといったところでした。ホントはもっと水に浸かってる 予定だったのになぁ。でも、大鳥居はいい感じに浸かっていてよかったです。 日没後はライトアップするようですし、今度はそういう姿もみたいなあ。 絶対リベンジしにくるぞという思いを胸に宮島を後にしました。
ところで、宮島にはいたるところに鹿がいるんですが、この鹿は 紙製品を餌だと思って食べてしまうので、行かれる際には気をつけてくださいね。 たかられてる観光客がたくさんいましたが、私にはなぜか鹿が寄ってこないんですよね。 こちらに最初から近寄って戯れる気がないからでしょうかね。