だいすき 甲州


突然ですが、ふるさとってありますか?帰省するトコありますか?
付き合いのある親戚が全員、同じ東京に住んでるから、ふるさとがない。
そんなわたしにとって、ふるさと同然なのが、甲州&信州です。
小学生のとき、リハビリ入院してた祖母のお見舞いに多いときは月に一度は石和(厳密に言うと春日居)へ。 お見舞いだけじゃ、子どもにはつまらないだろうといろんなトコに連れて行ってもらいました。 甲府・塩山・勝沼・富士五湖・大月。おかげで、詳しくなったよ。アリガト。父。
詳しくなりすぎて、おのずとハマったものが・・・

そして、帰省しないウチが夏休みの家族旅行でよく行ったのが信州。
軽井沢から始まった家族旅行。上田・小諸・松本・長野・戸隠・駒ヶ根・高遠・佐久etc。 遠い親戚がいるらしい父にとってもおそらくふるさとなんでしょう。
親子ともども、県歌「信濃の国」に愛着が。いい歌なんだ、これ。東京にもこういうの作ってよ。 信州人はだれでも歌えるらしい。父と私もナゼかメロディーは出てくる。

最近、行ってないけど、どちらも心のふるさとには変わりありません。
ここでは甲州について語りたいと思います。

甲州のお気に入り
武田信玄公と家臣団
甲州にいてこの人の名前見かけないときはない。おのずとハマった。 だいすき!心からソンケイしてます。
人生の半分はこの人へ捧げた(オーバー)。上司にしたい人ナンバー1! 父にはしたくないケド。だって、偉大すぎて、つぶれる(つぶされる?)。
家臣団もスゴい人そろってます。某ゲームの解説によるとスーパー家臣団なのだそう。 中でも有名なのが武田24将。24将は江戸時代に作られたもの だから、実際そう呼ばれてたワケじゃないんだけど、江戸時代にも人気があったことがわかる。
更にスゴいのが四名臣。某ゲームでの能力値の高さはハンパじゃない。そのヘンの大名より、 よっぽどスゴい。某ゲームがひいきにしてるわけじゃないと思う。他の本とかでも絶賛されてるから。
家臣で特に好きなのは四名臣でもある高坂弾正山県昌景。 もうホント大好き!
数年前、甲府の甲州軍団出陣っていう騎馬武者行列を何年か連続で見に行った。結構おもしろいです。

桃と葡萄
甲州といえば桃と葡萄。私が一番好きな果物です。桃も葡萄(巨峰)も一個(一房)、ペロリ。
私がよく行った石和の近くには一宮と勝沼という一大産地が。そこらへん、全部、果樹園でした。 中央本線の駅にも勝沼ぶどう郷ってあるくらい。
なんでもそうかも知れないけど、 産直の果物って、どうして、こんなにおいしいの?有名果物店のモノでも味の濃さでは足元に及ばないと思う。 生産農家が作った桃のシロップ漬けや葡萄ジャムも本来の味がして、おいしい。
桃は食べるだけじゃない。4月中旬、一宮一帯はピンクに染まります。桃の花が一斉に咲くんです。 その時期にしか見られない、あまりに鮮やかな風景に、桃源郷って言葉が自然と浮かぶほど。
葡萄も食べるだけじゃなかった。勝沼あたりにはワイナリーもあって、ワインを作ってます。 おみやげにもらう人も多いのでは。そういえば、私はよく、葡萄液なるものを飲んでいた。おそらく、 100%ジュースだったんだと思うけど、葡萄ジュースじゃなくて、葡萄液って箱だか瓶に書いてあったから、 私は葡萄液ってポピュラーな名称だと思ってた。が、友人に聞いたら、それってジュースでしょ。と言われ、 確かにと思った。でも、エラく濃かったような気が。葡萄液って今でもあるのかな?葡萄ジュースに改名してたりして。

温泉
甲州には温泉がたくさん。信玄公も好きだったらしい。
温泉なら信州にもたくさんあるけど、私が好き なのは公共の日帰り温泉なのです。お手ごろ価格で温泉が楽しめる。最近はめっきり行けなくなったけど、 家族でよく行ってました。ウチは温泉宿なら信州、日帰り温泉は甲州か埼玉のどっかって感じなので。 道志・丹波山etc。特にお気に入りなのが大和村村営の天目山温泉。アルカリ性で、お肌、ツルツル。 これで、毎日、顔洗うようになったら、ニキビできなくなった。歳のせいってハナシもあるが。とにかく、 この温泉で効能を実感しました。

ほうとうと信玄餅
お気に入りにこう書いてしまう限り、観光客の領域から抜け出せない。でも、おいしいから仕方がない。 ほうとうがなんかの小説に「名物にうまいものなし」の代名詞のように書かれていて、憤慨した覚えが。 ほうとうは行ったら食べたいけど、さすがに、夏に食べる気にはなれない。冷やしもあるらしいんだけど、 やっぱり、味噌仕立てで、具だくさんのをふーふーしながら食べるのがよいと思ふ。具にはもちろん、 かぼちゃが入ってなきゃね。聞くところによると、東京の学校の給食に出るらしい。いつから、東京の ものになったのかはナゾである。
似たものはたくさんあるけど、やっぱり桔梗屋の信玄餅が一番!きなこと黒みつをいかにこぼさずに食べるかが ポイント。でも、ぶきっちょな私は、たいてい、こぼすね。しかも、派手に。う〜ん。奥の深い食べ物だ。(なにがだ)


2002年10月13日 久しぶりに訪れる
ホント、久しぶりの甲州です。4年ぶりくらいですね。今回の旅の目的は山梨県立美術館で 開催されているボストンと山梨のミレー展(以下、ミレー展)を見に行くこと。山梨県立美術館はミレーの美術館として有名なんです。 ミレーの作品の中で一番お気に入りの「冬 凍えたキューピッド」も常設してあるし。 最初、東京でこの絵を見たのですが、とても気に入ってしまい、父親にせがんで、祖母のお見舞い ついでに見に行ったんですよ。

山梨県立美術館のある甲府に行く前にちょっと寄り道。東山梨駅から果樹園以外なにもなさそうな ほうへ歩いていくと清白寺というお寺があります。 歩いて10分くらいかな。ごく普通のお寺って 感じですが、そこに国宝の仏殿があるんです。私が行ったことある国宝のあるお寺の中で一番穴場 だと思う。そもそも、あんなトコにお寺があるとは思えない。 5年前くらいに友人と行ったときも人っ子一人いなかったけど、今回はいました。しかも、 高そうなカメラと三脚担いだ人が。同じ目的で来たんだね。 清白寺に向かってる途中思ったこと。相変わらず山に囲まれてるなあ。そんで、果樹園ばっかりだね。 富士山も頭が少し見えて…これが私の中の甲州のイメージなんですけどね、久しぶりに行って改めて 実感しました。

甲府駅に着いて美術館行きのバスの時刻を確認して、少し時間があったから、駅前の信玄公像の 写真を撮りに行きました。 甲府あたりに行くときってあまりカメラ持っていかないんだよね。 甲州軍団出陣を見に行ったときくらい。風景とか見慣れすぎてるからかな?珍しくカメラ持ってたから 、信玄公を撮ってみたくなったのです。だけど、これってはじめて見たときとかめったに来ない人が することだよね。東京に住んでる人がわざわざ上野の西郷さん撮らないのと同じで。 もう何回も見てるっていうのに。そう考えるとなんかハズカしい。そう思いながらも一枚パチリ。 バス停に戻る際に近くの工事現場のおじさんに声かけられました。「信玄さんの写真撮ってたのかい? 」「はい」と私。「これからどこ行くの?武田神社には行かないのかい?」「…えー、前にも行った んで、今回は…」 ハズカしい…。はじめて来たならぜひ武田神社は行ってくれと言わんばかりのおじさんに 覚えてられないほど来てるなんてとても言えなかったデス。

美術館の通りの向かいにあるほうとう屋でこれまた久しぶりにほうとうを食べました。 気温が上がってきていたので、ほうとうを食べるにはちょっと暑くて、食べ終わったときにはだいぶ 汗かいてました。久しぶりのほうとうはあいかわらず具だくさんで栄養満点って感じ。

ミレー展はまあまあだったかな。予想より数が少なかったので。「種をまく人」が2枚並んで展示 されていて、違いがわかってよかったです。私は山梨にあるほうが全体的にボヤけた感じが好きかな。 あと、働いてる農民を題材にした絵がもちろん多かったんですが、どれも、黙々と働いてる感じがする のがいいです。「冬 凍えたキューピッド」も見ましたよ。この絵を見るとほんわかするので、大好き。

帰りに入り口で売ってたワインをさんざん試飲して買いました。はじめて甲州のワインを飲んだけど、 思ってたよりおいしかった。のんびりしてるうちにバスが行ってしまったので、駅まで歩きました。 バスで15分だったので、45分くらいかな。普段、自転車移動に頼ってる私は面倒くさくて、 こういうときくらいしか歩こうという気にならない。駅のそばの桔梗屋さんで信玄餅と月の雫という お菓子をおみやげに買いました。いつも信玄餅なんだよねぇと思いながら、また買ってしまった。 月の雫というお菓子は生の葡萄を砂糖でコーティングしてあるもので、ジツはあまり期待してなかった んだけど、新鮮な葡萄の味がするのと、中の葡萄の種類が違っていて2種類の葡萄の味が楽しめて、 おいしかったです。 あと、いままでのものより高級な信玄餅が売り出されていてびっくり。やっぱり奥が深い…

あることを確認するために駅ビルのワイン売り場をのぞきました。上に書いたんですけど、葡萄の ジュース(?)の名前が気になったんです。葡萄液ではなく、葡萄果汁となってました。2社とも同じ名前 だったので、今はこう呼ばれてるんでしょうか。でも、葡萄ジュースではないんだよね。 葡萄果汁…これだとなんかの原料みたいだなあ。さらに、結構高いモノだということもわかりました。


久しぶりの甲州は私をふるさとに帰ってきたような気持ちにしてくれました。今度は来年の春、満開の 桃の花でも見に行こうかなあ。温泉にも行きたいなあ。