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旅行記
6日目 8月21日(水)
今日から一人旅。列車を乗り継ぎ、5時間半かけて、ローテンブルクへ移動します。
列車の時刻はあらかじめ、ドイツ鉄道のHPで検索しておきました。すごく便利でした。
旅の起点となるベルリン・ツォー駅で、ジャーマンレイルパスに使用開始印を押してもらって、 さあ、出発!ジャーマンレイルパスはドイツ国内乗り放題で、4〜10日間用があります。 1ヶ月以内なら、連続して使わなくてもオーケーで、使い方によっては相当おトクな切符。

ICEの2等車に乗ったんだけど、かなり快適でした。同じ2等車でも車両によって座席が 違うんだよね。なんでだろ?各車両の中央にはスーツケース置き場があって、旅行客に うれしいつくりになってます。
車窓の風景を眺めているうちに最初の乗り継ぎ駅、ゲッティンゲンに到着する時間が 近づいてきました。次の列車の出発時間に間がないけど、同じホームだから、問題ない。 と思ってたら、時間になっても着かない。周りの景色を見ても、駅が近いって感じじゃない。 これじゃあ、間に合わない!車内放送が流れてるけど、駅名以外、何を言ってるか わからない。そういえば、さっき、駅でもないトコで、10分くらい止まったんだよね。
次に乗る列車の発射時刻になっても、到着しません。でも、焦っても、どうにかなるもんじゃないし、 列車待っててくれないかなあ、と淡い期待をしていると、ようやく駅に着きました。

ゲッティンゲン駅に着いて、ホームの掲示板を見上げると、そこには、もう、乗るはずだった列車の 表示はありませんでした。ガックリ。
仕方がないので、時刻表で次の列車の確認を。駅の時刻表にも途中停車する駅と時間が書いて あるので、わかりやすい。1時間後か…気楽な一人旅で、スケジュールに余裕があったからよかった。 これが、飛行機の時間が…とか夜遅かったとかだったら、どうなるんだろうとちょっと不安になりました。

1時間後、気を取り直して、次の経由地のヴュルツブルクに向かいました。
途中で検札に来た乗務員さんにパスポートも見せてくださいと言われて、ちょっとビックリ。 日本と違って改札がないから、車内検札が厳しいみたいです。それと、車両ごとで、指定席、 自由席に分かれてるのではなく、座席ごとになってます。座席の上の棚のトコに予約カードが 差し込まれてるので、それを確認して、座席に座るといいです。カードがあっても、そのカードで 予約されてない区間は座っても大丈夫みたい。

ヴュルツブルクからは普通列車に乗って、シュタイナハへ。それから、さらに乗り継ぎ、ようやく 今日の目的地、ローテンブルクに到着。シュタイナハからの列車は2両編成で、中は観光客だらけ 、あと、サイクリングを楽しむ人。ドイツでは自転車を乗せられる列車もあるんです。ホームに続く 階段にも自転車やスーツケースを乗せるベルトコンベアみたいのが付いているのもあって、運ぶの ラクラク。ウチの近所の駅にも付けてくれないかな、こういうの。

ローテンブルクに到着したのは1時間遅れの16時。ローテンブルク はロマンティック街道にある町で中世の面影を残している町並みが日本でも知られています。旅行で訪れる人も多いはず。 日本だけではなく、色々な国やドイツ国内の観光客がたくさん訪れます。ホントに絵に描いたような 町なので、初めてのドイツ旅行にはオススメかも。思いっきり観光地なので、なんとなくザワついてる けど、ツアー客がいない朝・晩、町を散策すると中世の町を歩いてる気分に 浸れます。石畳の道にレンガ色の屋根の木組みの家が続いていて、路地を覗いても、いい雰囲気。 あまりに観光地化してるので、ちょっと…と思う人もいるかもしれませんが、私は大好き。

ローテンブルクは小さい町なので、地図を手にしなくても歩けるくらい。到着したのが遅かったので、 まず、ホテルでチェックイン。町の中心部にある中世の趣のあるかわいいホテルで、看板がなければ、 わかりません。看板といえば、ローテンブルクのお店などの手の込んだ看板も芸術品みたいで、思わず 足を止めてしまうこともしばしば。ホテルの部屋も壁紙や家具がかわいい感じで、日本のホテル とは違う雰囲気を満喫できそうです。


日没までまだ時間があるので、町を散策。観光客の姿がだいぶ減った マルクト広場やプレーンライン のあたりをぶらぶら。おみやげ屋をのぞいたり、ワインを試飲したり…。
ふと、気づいて、時計を見たら、おっと、いけない、演奏が始まる時間だと、急いで向かったのが 聖ヤコプ教会です。ちょうど、この教会のパイプオルガンコンサートが催される日だったんです。 パイプオルガンの生演奏を聞くチャンスなんてなかなかない。その荘厳な音色にしばし聞き惚れて しまいました。

パイプオルガンコンサートが終わり、ブルク公園へ。ブルク公園からはローテンブルクの町並みが 見渡せます。夕日に映える町が見たくて、足を運んだんだけど、7時過ぎても、夕焼けにならない。 結局、空が少し赤くなってきたかなというトコであきらめました。ドイツはサマータイムを 導入してるので、8時くらいまで明るくて、奇妙な感じ。


7日目 8月22日(木)
今日は前から行ってみたかったヴュルツブルクを訪れます。
ローテンブルクからの電車はだいたい1時間に1本出てるんだけど、ちょうどいい時間だと思ってた 9時台には1本もない。朝からバタバタするのが嫌だったから、ゆっくりでかけるコトにしました。
駅に向かう途中、Leykという店のウインドウに飾ってあった陶器の家の置物(中の明かりが灯る) がかわいくて、思わず、立ち止まってしまいました。とても温かみがあって、持って帰る体力と 置き場所があったら買いたかったなあ。

11時すぎにヴュルツブルクに到着。目指すは世界文化遺産のレジデンツ。路面電車に揺られて、 目的のドームという停留所で降りたのまではよかったけど、いまいち位置関係がわからず、右往左往。 地図があれば、たいてい迷わないんだけど、持ってたガイドブックに抜けて行くとあったドームが 予想より引っ込んでいたのと、周囲が工事中だったのがいけなかった。抜け道にしたくても、ドーム が見当たらない。焦って、迷ったあげく、回り道しました。予想以上のタイムロスに「急がば、回れ」 という言葉が頭をグルグル。レジデンツにたどり着いたとき、ホッとしました。

レジデンツは横に大きな建物で、内部はいろいろな部屋に仕切られています。特に有名なのが、階段の間というトコらしいのですが、残念、工事中で足場が付けられ、本来の姿では ありませんでした。私は2階の中央、庭に面している天井がひときわ高くて、 豪華な部屋(「皇帝の間」というそうです)とその部屋から左、突き当たったトコにある部屋(「緑の 部屋」というそうです)の箱根細工みたいな模様の床が気に入りました。内部の見学を終えて、 庭園を散策。ここもやはり花がキレイでした。

レジデンツを後にして、マルクト広場で昼食を取ることにしました。おいしいソーセージの店が あると聞いていたので。その店はすぐ、わかりました。たくさんの人が行列してたんです。 焼きソーセージをパンで挟んだホットドッグみたいなのを頼みました。味はというと並んだ 甲斐があったと思わせるモノでした。ホント、おいしかった!本場の味に大満足。

腹ごしらえを済ませて、近くにあった教会らしき建物へ。外壁は落ち着いたピンク色で、内部の白い 天井はいくつかドームみたいに仕切られ、その中央部分にはそれぞれ絵が描かれています。その装飾は 美しく、ため息が出るほど。今までみた教会で一番気に入りました。来てみてよかったなあ。 ところで、ここってどこ?ドームの停留所の目の前にあるからドームかな?半信半疑で中に入って、 置いてあったパンフを見てはじめてノイミュンスター教会だと気づいたんです。 ガイドブックにも写真があったんだけど、隣が工事中ってこともあって、イメージと違ったんだよね。 そういうときってないですか。
ノイミュンスター教会は一度、足を運んでみたいと思っている世界文化遺産の ヴィース教会の装飾を手がけたツィンマーマン兄弟の装飾が施されています。どうりで、目を 奪われるワケだ。ヴィース教会はなかなか行けそうにないから、ここでじっくりツィンマーマン 兄弟の豪華な装飾を見ていこう。

それから、ホンモノのドーム(笑)を見学して、マイン川にかかるアルテ・マイン橋に向かいました。橋の欄干には 12人の聖人の像が立っていて、この町の歴史に深く関わっている聖キリアン像が一番立派。
アルテ・マイン橋からはマリエンベルク要塞が見えました。それと、ブドウ畑。日本のブドウ畑と 違って、棚がなくて、整然と植わっているので、縞模様に見える。あれがワインになるのね。そう思いながら、 マイン川沿いのワインショップにワインを買いに行きました。

ワインショップでフランケンワインを試飲させてもらって家族用に購入。それから、Kaufhof というデパートでもワインを購入しました。ワイン買ったはいいが、重いし、フランケンワインは 特にかさばるんだよね。でも、旅行のときしか買わないから、頑張って、日本まで運ぶぞ。

ヴュルツブルクの町にさよならして、ミュンヘンへ。ヴュルツブルクは思ってたより大きな町でした。 だから、迷ったんだけど。今度来るときは、一泊して、じっくり見て回りたい。そう思わせる魅力 溢れる町でした。マリエンベルク要塞にも行ってないし。
日本のツアーでは古城街道経由でローテンブルクに入って、そのまま南下するパターンが多いので、 なかなかヴュルツブルクを訪れる機会がないかもしれないけど、ぜひ、足をのばしてみてくださいね。

ICEで2時間半。混んでて座れなかった(泣)。ミュンヘンに着いたのは7時過ぎ。泊まるホテルは 中央駅からUバーンで1駅、そこから徒歩3分、町の中心から外れてて地図に載ってないけど、 なんとかなるさと思っていたら、またもや、道がわからず、かなり遠回りしてしまいました。でも、 住所に通りの名前がついてるので、その通りに出てしまえば、まあ、なんとかなるかな。
夕食を食べるトコがなかったので、中央駅まで出ることにしたんだけど、今度は路面電車で行くことに しました。だって、もう、すっかり暗くて、Uバーンの駅に辿り着ける自信がなかった。 それに、路面電車が走ってる道路がすぐそばにあることに気づいたので。日本でも地下鉄の駅から 地上に出る場合、普通の駅より位置がわかりづらかったりしません? 駅に行くときも地下鉄の駅って見つけにくいじゃないですか。逆に路面電車の停留所は道路を 辿っていけば、わかりやすい。今回は運よく、停留所が近くにありました。これで一安心。
明日はミュンヘンから少し足を伸ばしてルートヴィッヒ二世が作った城を訪れます。


 


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